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統合報告書制作の5つのメリット 統合報告書制作の5つのメリット

そもそも統合報告書って??

儲かるだけじゃなく、
これからも成長できる証拠を示す

統合報告書とは簡単にいうと、株主・投資家に自社の魅力を伝えるための IR 媒体(メディア)の一つです。

統合報告書の特徴として大きなポイントは企業経営に関するあらゆる情報がまとめられているという点です。どういうことかというと、これまで IR(Investors Relations)では売上や利益といった、「どれだけ儲かったか?」いわゆる“財務”的な情報が中心でした。しかし、社会の変化が激しいことや自然環境の激変、企業による不祥事など、企業経営や事業以外で発生する出来事や事象(非財務)により、企業の収益性が左右されることにここ 20 年ほどで注目が集まり、そういった要因も含めて、持続的に収益を拡大し、成長できるように事業を行わなければならいという視点が株主・投資家や社会が持つようになりました。

企業もそういった視点を経営に取り入れて、最終的に収益や成長に繋げることが必要となりました。これまでのそういった考えは存在し、CSR と呼ばれてきましたが、これは“社会貢献”の視点が強かったに対して、統合報告書ではそのなかでもより重要な項目や事象を見極め、経営とダイレクトに結びつけて考えることで、企業経営や事業以外で発生する出来事や事象に左右されずに成長できるエビデンスや姿勢を示すことが重要です。この売上や利益といった財務的な要素と非財務的な要素(企業経営や事業以外で発生する出来事や事象)を合わせて考えることから、統合報告書の“統合”ということができています。

統合報告書で一番重要なことは、掲載されている情報を見て、自社が成長する根拠を示すということです。そのため、統合報告書に掲載されている情報は自社の成長に結びつく情報でなければなりません。つまり、成長という観点から重要な情報をまとめて掲載することが求められます。
少し、ハードルが高いような気がしますが、いくつかのポイントを理解すれば、皆さんが想像するより簡単に作ることができます。

1. 株主投資家の評価を向上させる

統合報告書は世界の投資家や外部機関が企業の情報開示に対して求める項目をまとめたガイドラインに沿って制作される媒体です。そのため、統合報告書を制作することはそういったニーズや要請に応えようとする姿勢の表れでもあります。
統合報告書を発行している企業とそうでない企業では情報開示に対する姿勢が異なると見られ、株主や投資家からの評価も大きく変わります。

2. ESG 経営を推進できる

統合報告書を制作するということは財務と非財務の情報を組み合わせた考えで社会に情報を開示するということです。制作する過程で、ESG に関する考え方や取り組みの整理を行うことが必須です。また、不足する情報や方針に対しては新たなに方針を策定することや取り組みを推進することが必要となります。統合報告書を制作することを起点に ESG を推進せざるを得なくなるため、自然と ESG経営が推進されます。また、株主投資家を含め、社外に ESG を踏まえた経営情報を発信するため、経営層の理解も促進されるため、ESG 経営がより促進されます。

3.自社のアピールポイントが整理し、新しい視点で会社や製品・サービスを紹介できる

統合報告書は世界の投資家や外部機関が企業の情報開示に対して求める項目をまとめたガイドラインに沿って制作される媒体です。そのため、統合報告書を制作することはそういったニーズや要請に応えようとする姿勢の表れでもあります。
統合報告書を発行している企業とそうでない企業では情報開示に対する姿勢が異なると見られ、株主や投資家からの評価も大きく変わります。

4. 社員の自社理解が深まる

フレームワークであるように統合報告書では、自社の歴史から強みなど会社の基本的な情報に加え、経営戦略策定の背景、その結果など自社の成長に関わる重要な情報をまとめるため、株主投資家だけでなく、社員が自社を理解するための情報ツールとしても非常に有効なツールとなります。昨今では社内研修に統合報告書を活用する企業も増加しており、中計浸透や自社理解を目的としても活用できます。

5. エンゲージメント向上のために社員に発信すべきメッセージが決まる

自社の価値を伝えることは事業の意義や価値を他植えることに繋がり、ひいては社員の日々の重要性や意義を伝えることに繋がります。自分たちの業務の尊さや価値、それらを踏まえてどのような将来を描いているのか、統合報告書で語る内容を社員に伝えることで、社員のモチベーションやエンゲージメント向上に繋げることも可能です。