統合報告書の進め方

全体設計・編集

1.冊子の設計

1.コンセプト設計

成長ストーリーに基づいて、制作年度で伝えたいメインメッセージは何かを整理します。例えば、新中継が出たら、その中計を紐解木、わかりやすく伝えることがメインコンセプトなります。コンセプトを設計することで掲載情報のメッセージ性に強弱をつけることができ、デザインも含めて冊子を通したメリハリをつけることに繋がります。

統合報告書20〇〇のメインテーマ 事業を通じて価値創造(CSV)に重点を置く

2.全体構成検討

コンセプトに沿って、どのようなコンテンツをどのような順番で掲載するかを検討します。基礎知識でつけた章立てのパターンも参考に自社の成長ストーリーとメインコンセプトが実現しやすい構成を作成して行きます。全体構成は”台割“で全体像を掴むことと、階層表で記載内容の優劣関係を整理しておくことがおすすめです。

台割のイメージ
台割のイメージ

階層表のイメージ

階層表のイメージ 階層表のイメージ

2.編集工程

1.各コンテンツの内容検討

全体構成ができたら、各コンテンツにどのような情報を入れていくかを検討します。まずはそのコンテンツに入れたい情報のソースを全て並べて素材を準備します。そして、その中でも強調したい事項、伝えなければならないことは何かを整理して、コンテンツの軸を作ります。軸に沿って、不要な情報を削ぎ落とし、掲載が必要な情報のみを固めます。

2.ラフ紙面の作成

掲載したい情報を並べ、その中でも強調すべきところはどこか、情報の優劣を決めて、紙面の編集を行います。まずはパワーポイント等で要素を並べてみて、掲載順はこれで良いのか、大きくすべき要素はこれでいいのかをデザイン前に確認します。これらが固まれば、デザイン化に移ります。

ラフ紙面イメージ

3.デザインテイストのすり合わせ

実デザイン前にどのようなデザインのテイストにするのが良いか、制作会社とすり合わせを行います。一番良いのは美容院で髪を切る時と同じように、こんなデザインにしたい!という雑誌や他社のレポートなどのゴールサンプルを決めておくことです。感覚で洗練されたやかっこいいなどと伝えると人によって感覚が違うため、イメージと違うものが出来上がることもあるため、日頃からレポートや雑誌などを見て自分が好みのデザインをストックしておくというのも後工程を楽に進めるためのポイントです!

デザインテイストイメージ